Cloudy Workshop 2024 のお知らせ (2nd circular)
[tennet:1037] にてご案内いたしました通り、Cloudy Workshop 2024 を、2024年8月5日(月)から8月9日(金)の日程で、宇宙科学研究所で現地開催(一部の内容はzoom中継)します。Cloudy はスペクトル合成まで行う輻射輸送数値計算コードで、幅広い電磁波長域において様々な天体現象に対して利用されています。日本の天文コミュニティが関わる多数の観測プロジェクト(XRISM. ALMA, Subaru PFS, JWST, ALMA など)で取得される分光データの解釈に有用ですが、日本でのユーザはあまり多くないようです。そこで、これまでほぼ毎年世界各地で開催されてきた Cloudy Workshop を、2024年に初めて日本でホストすることにしました。これまでの workshop にならって、大学院生や若い研究者の方々を主な対象とし、未経験な方でも cloudy に習熟できるよう、以下の内容からなります。うち、1 と 2 は zoom にて中継します。
- “Astrophysics of Gaseous Nebulae and Active Galactic Nuclei” に基づく講義
- Cloudy を用いた研究発表
- 事前に選択されたいくつかの天体現象について、cloudy を用いたグループワークと成果発表
講師は、Gary Ferland 氏 (ケンタッキー大)、Peter van Hoof (ベルギー王立天文台)、Chamani M. Gunasekera 氏 (STSci) の現地参加3名と、遠隔の3名です。その他詳細は、研究会のホームページをご覧ください。
https://xrsrv1.isas.jaxa.jp/event/4/overview
幅広い分野から多数の事前登録をいただきまして、大変ありがとうございました。アンケートに基づき、参加者の皆様や日本の天文コミュニティの興味にできるだけ沿うよう、講師の皆様と議論してプログラムを編成いたしました。その結果、過去の Cloudy Workshops から内容がかなり刷新されたものになっています。
ご参加ご希望の方は、期日までに以下のいずれかの登録をお願いいたします。事前登録された方も、お手数ですが、再登録お願いいたします。なお、現地参加受け入れに若干名の余裕がありますので、事前登録されていない国内からの参加も受け付けます。
- 1日でも現地参加される方(締め切り7月7日): https://xrsrv1.isas.jaxa.jp/event/4/registrations/3/
- 遠隔参加のみの方(締め切り8月3日): https://xrsrv1.isas.jaxa.jp/event/4/registrations/4/
奮ってのご参加、お待ちしております。
世話人: 井上 昭雄(早稲田大学)、長尾 透・志達 めぐみ(愛媛大学)、中島 王彦(国立天文台)、大塚 雅昭(京都大学)、田村 陽一(名古屋大学)、谷本 敦(鹿児島大学)、馬場 俊介・中川 貴雄・辻本 匡弘(宇宙科学研究所)
お問い合わせ:cloudyworkshop2024@googlegroups.com