Speaker
Bunei Sato
(東京工業大学)
Description
GAOES-RVは、2003年からぐんま天文台1.5m望遠鏡で運用されてきた可視高分散分光器GAOESに、視線速度精密測定機能を追加してせいめい望遠鏡に移設したものである。2023年7月にせいめい望遠鏡初の可視高分散分光器として稼働を始め、ドップラー法による新しい系外惑星探索や、系外惑星の特徴づけ、恒星大気の化学組成調査、突発現象のフォローアップなど、早くも多様な観測研究に利用されている。本講演では、GAOES-RVの現在の性能と、同分光器で展開されている特に系外惑星関連の研究について紹介する。