Speaker
Shinjirou Kouzuma
(中京大学)
Description
質量比は、接触連星において重要なパラメータのひとつだが、その分光値の取得や測光データを用いた推定には手間がかかる。本研究では、接触食連星の光度曲線の数値微分を利用し、その質量比を簡便に推定する方法を考案した。講演では、推定方法を紹介するとともに、従来の測光質量比の推定の際に問題となる第三体の影響について考察する。また、我々の推定法がうまく機能する背景についても議論する。