May 14 – 15, 2026
Kyoto University
Asia/Tokyo timezone

1st annoucement

SKIRT Workshop 2026 in Kyoto のお知らせ 

表題の研究会を2026年5月14, 15日(木, 金)の日程で、京都大学にて開催しますので、ご案内いたします。

https://xrsrv1.isas.jaxa.jp/event/5/

SKIRT とはモンテカルロソルバーに基づく3次元数値輻射輸送計算コードで、2000年代よりゲント大学(ベルギー)を中心に開発が進められています。その設定の自由度の高さ、現代的なモンテカルロ最適化手法、充実したドキュメント等に定評があります。当初は光子とダストの相互作用が実装され、紫外線から赤外線にかけての擬似観測が主な用途でしたが、2023年には光子と電子・原子の相互作用が実装され、X線への拡張を果たしました。加えて、分子・原子の励起機構を考慮し、それらの線放射/吸収の分光観測も計算可能となり、SKIRTはより汎用的な多波長輻射輸送計算コードとして天文分野で広く使用されています。

機を同じくして、X線観測においては、2021年 IXPE 衛星、2023年 XRISM 衛星が打ち上がり、電子散乱による偏光、高階電離イオンによる共鳴散乱、蛍光X線など、解釈に3次元の輻射輸送計算を要する観測結果が、多岐にわたる天体から得られています。また、電波から可視域の観測においても、最新の JWSTをはじめとした様々な望遠鏡を用いて、原子・分子線を標的にした分光観測も盛んに行われています。SKIRT はこれらのデータ解釈の有力な道具立ての1つにであり、すでに先駆的な結果がいくつか発表されているところです。

そこで、SKIRT の中心開発者である ESA の Bert Vander Meulen さん及びゲント大学の松本光生さんの来日の機会を利用して、2日間のワークショップを開催することにしました。大学院生や若い研究者を対象として、SKIRT をこれから使う方、開発に貢献したい方に向けて、講義と演習をとりまぜた実用的な研究会を予定しています。 ご興味のある方は、期日までに、現地もしくは遠隔参加の登録をお願いいたします。

https://xrsrv1.isas.jaxa.jp/event/5/registrations/ 

なお、収容人数に限りがございますので、現地参加人数には30名程度の上限を設定します。遠隔参加は、zoom による接続サービスを bast-effort basis にてご提供の予定です。 皆様のご参加をお待ちしております。 

世話人: Bert Vander Meulen (ESA/ESTEC)、松本 光生 (ゲント大学)、榎戸 輝揚(京都大学)、辻本 匡弘(宇宙科学研究所) 

お問い合わせ:skirt2026@googlegroups.com